防災まち歩き

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■何を発見するか
①発災時(地震)に危険であると考えれるもの
倒壊する危険があるブロック塀、大谷石の塀
脆弱な擁壁・・大谷石やブロックでできた土留め
・細くなる道
・空家
・転倒止めがない自販機
②避難できそうな場所
一時避難場所、広域避難場所
・広い空き地がある場所(公園、神社の境内や広い駐車場等)
③発災時に役に立つもの
街頭消火器
・防災倉庫
井戸
資材(ジャッキ・台車・工具その他)
④その他
・避難場所へのルート
大きな被害が出そうな場所(広域盛土、土砂災害警戒区域等)
地域の歴史がわかるもの(津波が繰り返し襲う地域や災害が起こりやすい地域はシンボル、目印になるものがある)
 

危ないブロック塀

防災まち歩きをしていると、石垣や大谷石の擁壁の上に建っているブロック塀を見かけます。
大阪府北部地震では学校のブロック塀が倒壊して、小学4年生の女児が犠牲になりました。
以下の写真は、まちでよく見かけるブロック塀ではないでしょうか。

 

大谷石の擁壁の上に建つブロック塀です。
このブロック塀は、前の道が小学校の通学路のため、最近取り壊されました。
大谷石からは、わずか10センチ程度長さの鉄筋しかブロックに入っていなかったそうです。大阪府高槻市の小学校のブロック塀とほぼ同様の状況であったことが分かりました。

これも、大谷石の擁壁の上に建つブロック塀です。
さらに調査をすすめると、この地域は大規模盛土であることが判明しました。

「透かし」ブロックが多くある、ブロック塀です。
写真の「透かし」は鉄筋が入りませんし、ひびも入っています。
 
それでは、まち歩きをはじめましょう!