防災マップをつくろう

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なぜ今、防災マップが必要か

これまで自治体等が作成したハザードマップでは、一時避難所や避難所、防災井戸などの掲載はあるものの、注意すべき個所や危険性のある個所について掲載されていませんでした。
首都圏直下地震や南海トラフ地震の発生がひっ迫していると言われる現在、実際に強い地震が発生した場合(発災)、注意すべき個所があらかじめ明確になっていると、その場所を避けることで、安全な避難行動が可能となります。
 
また、通勤、通学、買い物などの普段から通行するルートに、注意個所の存在があらかじめ分かっていると、日ごろから注意箇所を避けて通行することで、発災時の被害リスクを低減できる可能性があります。
 
熊本地震や阪神・淡路大震災では、ブロック塀などの倒壊による被害(死傷者)が少なからず発生したのも事実であり、大阪府北部地震では小学校のブロック塀が倒壊し、小学生が犠牲になりました。
このような被害は、防災マップと日ごろからの注意で減らすことが可能であると考えます。
 

詳細な防災マップづくりに向けて-Googleマップの活用

そこで、実際にまち歩きを行い阪神・淡路大震災の体験や、神戸市、西宮市等がインターネット上で発表している当時の写真を参考に、直下型大地震が起こった場合の注意個所を見つけ出し、Googleマップに展開することで、誰もがスマートフォンやパソコンで防災マップを見ることができるようにしました。
 
以下のリンクは防災講座に掲載している阪神淡路大震災の写真(神戸市・西宮市公表)です。
当防災マップは、発災時、危険であると考えられる古いブロック塀(「透かし」が多く鉄筋が通っていないケースや、大谷石の擁壁の上に立っているケース等)や大規模盛土上の大谷石の擁壁を中心に要注意箇所として掲載しています。